熊野神社
祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)、伊弉諾尊(いさなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)以上三柱。
昔、源義経の家臣・鈴木三郎重家の長男・家長、長井地区の総鎮守。ここ長井の荒井に移り住み、建久年間(1190~1199)郷里の熊野(現和歌山県)の熊野権現をこの地に歓請し、建久三年(1192)社殿を建立して当地の鎮守としました。社殿は、権現造りで荘厳を極めて居りました。
当熊野神社に対しては、昔から長井全町の鎮守として氏子民の崇敬がすこぶる 篤く現在も神社の各行事には、長井十五町内の氏子総代総員が、その都度出席して御奉仕しております。特に当社には昔から「お寒参り」と称する行事があります。これは、元旦から正月三日にかけての三日間、歳の始に当たり、世界平和と国家の安寧および諸々の人々の無事息災を神に祈念するもので、元旦の歳旦祭(午前一時)二日祭(午前二時)三日祭(午前三時)と氏子総代全員が所役を受けて、夫々決められた日の「お寒参り」に出席して御奉仕します。また一般の氏子の方々もこの三日間多数参殿して、拝殿に昇り玉串の奉奠が行われます。